サンダーソニアを鉢花で楽しみましょう

 

サンダーソニアを「鉢花で楽しんでみよう」というプロジェクトが
2022年2月にスタートしました
ここは、プロジェクトに参加する皆さんと「栽培情報を共有する」栽培ノートです

サンダーソニアは「切り花として楽しむ」事が多かったのですが、
「鉢花」でも楽しめないだろうか、という素朴な疑問からスタートしました
関東地域お住まいの10名の仲間で構成しています

😄

6月1日現在、10名からの開花報告がありました。


 

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栽培基礎知識


球根は2つのタイプがある

一般に市販されているサンダーソニアの球根は、V字形のモヤシのような物で、春植え球根です(右写真・上の球根)。

テスト栽培では、「マーブル」と言われる球形の小さな球根を使用します。春植え球根です(右写真・下の球根。1〜1,5cm大で、いわゆる「木子」と同じような性質の物)。

 

マーブルから芽が2つ出る

右の写真から、一つのマーブルから左右に2つの芽が出ているのが判る。片方が長い。長い方から先に土表に出る。

 

マーブルと芽の間から発根する

右の写真から、上に伸びる白い芽とマーブルの間から発根するのが判る。

 


栽培メモイロイロ


■用土は新しいものを使う

過湿を嫌うので、用土は水はけはよいことが第一です。
市販の草花用培養土に、赤玉土中粒か鹿沼土中粒を2 割ほど混ぜたものか、赤玉土小粒6 〜7、完熟腐葉4 〜3の配合土でもよいでしょう。

 

■球根を植える深さ(覆土の厚さ)

5 〜7cm とします。伸び出した芽(茎)のつけ根付近から根が伸びるので、浅すぎると乾きやすくて生育に影響します。

 

■球根を並べる間隔

くっつけない、広げすぎない感じで鉢の中央に5球、植えましょう。

 

下の写真は、球根を植えてホボ1か月過ぎ、発芽・成育中の株です。良い間隔で生育しています(3月27日)。

▲開花した鉢を作業デスクに置いて楽しむ。草丈65cm(4月18日)。

 

■外に置いて管理

下の写真は、上の開花株と同じ2月15日に5球植えた鉢です(「さぁ、はじめましょう」右上写真)。

この鉢は、外に置いて雨の時もそのままで管理しています。5月3日現在、やっと5本の芽が出てきた。発芽が遅く心配しましたが、しっかりした太い茎に育っている。

室内で「促成栽培」に近い管理に比べ、1〜2か月遅い発芽になりました。

開花はこれから1か月後の入梅前位でしょうか。

寒さには弱く、 かといって暑さにもそれほど強くない植物なので、夏が来るまでには開花させるようにします。


■Special

花後〜夏越しと

葉が枯れた後〜冬越し


GW明けて雨天がち。走り梅雨の報もありますが、今日(10日・火)はイイ陽気です


さて皆さんのサンダーソニアは元気でしょうか? 我が家のサンダーソニアは、至って元気です


A鉢の花は退色し、先日花がらを摘みました(右写真▶︎)ドライフラワーになりかかっていたので悩みましたが、球根のことを思い、ハサミで花柄(かへい)をチョン!
中では緑色の子房が膨らみ始めていました生命力は強そうです

B鉢はやっと芽が出てきたりして、マダマダこれからのお楽しみですが、A鉢で開花までの流れを経験しているので、随分と気が楽です(上写真▲)
坂本先生の言う「梅雨前に花を咲かせなさい」は、なんとなく判るな〜


夏頃には花が終わり、来年のために球根が充分に育つように、雨が当たらない半日陰に移動させて、葉が長く元気でいるよう管理しましょう


花がら摘みをしたあとも「水やり」を忘れないでください
葉が枯れるまで、液体肥料を規定倍率に薄めて2週間に1回、または緩効性化成肥料を月1回施します


生育期が終わり茎が枯れても、土中には新しい球根ができています
球根は堀り上げせずに、鉢の中に入れたまま保存、冬越しさせます

 

球根は、冬越し保存中も極度の乾燥を嫌うので、「時々の水やり」が大事になります。ひからびない程度、ほんの少し湿っているかな? くらいが適湿です

 

球根は凍みないように、鉢は室内で管理します         (20220510 ヤ)

20220518

走り梅雨の合間の晴れ。気持ちよい天気

ですが、大きなコンテナに植えたサンダ

ーソニアの花に虫食いが、、、初めて発

見です!虫は何だか判らない。

 

うちのサンダー君が食われたのは4月初

めですから、越冬していた害虫だと思

ます。
ナメクジやダンゴムシが食害するよう

すが、這い痕がないからナメクジではな

いし、ダンゴムシも高いところに登って

花だけ食べるとは考えにくいです。
何なんでしょうね。 (
20220518 タ)

▲ 庭植えに近い大きなコンテナで

サンダーソニアを楽しむ。しかし、

このコンテナ栽培の花に食害痕が

二輪あった。


さぁ、はじめましょう


2月15日(火)晴れ

マーブル球根を、5号鉢に5個ずつ植えた。くっつかないように、できるだけ芽を上に向けて置く。5センチ程覆土して、タップリ水やりをして植え付け完了。
赤玉土小粒6 〜7、完熟腐葉4 〜3の配合土で、球根を植える深さ(覆土の厚さ)は、5 〜7cm とします。(ヤ)

▲一部ドライフラワーになって来た。左上の退色した花ではタネ?のようなものが、透けて見える。

4月24日(日)

花柄摘み。(ヤ)

開花後10日程で花色の退色が始まる。2週間目の今日、特に退色が進んでいる花の一部の「花柄摘み」をした。袋を切り開くと、中の緑色の子房がふっくら膨らんでいるのが判る。

😄

サンダーソニアの開花報告を頂いた方に、

「サンダーソニアの開花です!おめでとうございます」ワッペンをメールで送ります



鉢植えのサンダーソニア・栽培管理の目安